ピラティスの呼吸

2022年04月05日 20:03
カテゴリ: ピラティス

新年度に入り、新たにピラティスを始めたい方が参加してくださっています。また何年も続けて頂いているメンバーさんもいらっしゃり、感謝の気持ちでいっぱいです。本年度もよろしくお願い致します。

初めてピラティスをされた方は、まず「呼吸」に戸惑います。
ヨガをされたことがあれば「ヨガと違うの?」と混乱されたりもします。

ヨガは「腹式呼吸」で副交感神経が優位になりリラックス効果がある。

ピラティスは「胸式呼吸」で交感神経が優位になり、筋肉を鍛える際に効果がある。
と言われています。

もう少し掘り下げると……
「胸式呼吸」というと胸のあたりを膨らませるイメージがありますが、胸式呼吸の肋骨を広げる動きと腹式呼吸の横隔膜を動かす動きを組み合わせた「ラテラル胸式呼吸」になります。
鼻から息を吸い、口から吐きます。

私が学んだSTOTTピラティスの呼吸は、
肋骨の横と背中に向かって膨らませる立体的な呼吸を推奨しております。この3Dの呼吸は、胸や首、肩に余計な力を入れず、効率的にたくさんの酸素を取り入れることが可能です。

呼吸ばかり意識し過ぎても、動きが止まってしまうので、動きに慣れてから呼吸も意識していってもらえればと思います。

次回は呼吸と「骨盤底筋」と「腹横筋」について書きたいと思います。


図) 肋骨と横隔膜(クラゲみたいな絵)
吸う息で肋骨が広がり横隔膜が動く。
吐く息で横隔膜が持ち上がり、肋骨が閉じます。

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